E3 スクエアエニックスカンファレンス Xbox360版FF13アジア圏での発売は『現在のところ未定』

衝撃の発表から40分後、スクエアエニックスのカンファレンスが開催。北瀬佳範氏と橋本真司氏に質疑応答が行われた。
その中のやりとりをチョイス。

SCEとの独占契約をやめた理由は?

世界的なハード普及状況を、いろいろな側面から分析してのことです。より多くのユーザーに遊んでいただくために、Xbox 360での提供を決定しました。

PS3版とXbox 360版で内容に違いなどはあるのでしょうか?

内容に関しては、プラットフォームによる違いはありません。

Xbox 360版は)ディスク何枚組になるのでしょうか?

未定です。

PS3Xbox 360での発売時期に差はありますか?

日本国内で、まずPS3でリリースします。その後、PS3版のローカライズXbox 360版を制作する予定です。言語の問題などがあって、アメリカとヨーロッパで同時にリリースはできませんが、それぞれの地域でPS3版とXbox 360版を同時発売する予定です。日本とのラグも少なくしたいと思っております。

アジア圏でのリリースについては?

現在のところ、決まっていません。

同じく「FABULA NOVA CRYSTALLIS」の作品である『ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII』のプラットフォームが増える予定は?

マルチプラットフォームの予定はありません。


と、色々興味深い質疑応答でした。理由の一つとして最大の市場であるアメリカでの普及台数があげれらたのは予想通りでしょう。
ゲーム内容には差は無いとキッパリ。ディスク枚数も不明ですが結局現状発売されているマルチタイトルと同じように、Xbox360FF13も制作できるという事に。例のマルチ用のエンジンの恩恵なのでしょうか。


発売に関してはやはり国内でPS3版が先行発売。その後PS3版をローカライズして360版制作とし、海外ではマルチ同時発売するようですね。ラグを少なくしたいと語っているだけに、このあたりも正直まだ解りませんね。


なお、アジア圏での発売は現在のところ決まっていません。完全否定では無く『現在のところ』ですから、今後ありうるでしょうね。制作段階で『言語の問題もあって』とするならば、ローカライズを必要としない国内版は比較的楽に制作できるでしょうし。そもそも全世界で売らず、アジア圏のみ未定な意味がわかりませんね。契約の問題が絡んでいるにしろ、この大舞台でここまでの発表をした経緯を考えれば当然の如く期待感は強まります。ある程度時間が必要なのかもしれないですね。



日本が誇る超メジャータイトルであるFFシリーズの国内Xbox360版が発売されるのかどうかは、今後の国内普及に大きな影響を与えるでしょう。実際PS3の購買意欲を支える理由の一つとして『FFが発売するから』というのはかなりの割合を占めています。
今年はそれ以外でもRPGラッシュで、この先普及台数の伸びにかなりの期待ができるだけに、ここはMSKKに是非とも頑張って貰いたいですね。そうでなければ少数派の団結力で、かつてのオブリビオンのようなたのみこむ運動がまた起きるかもしれません。
(by teddyneo)


ソース:dengeki.com